第28回 問題101

第28回 問題101 行動変容アプローチに最も大きな影響を及ぼした理論として、正しいものを1つ選びなさい。
1 エリクソン(Erikson, E.)の心理社会的発達理論
2 フロイト(Freud, S.)の精神分析理論
3 スキナー(Skinner, B.)の学習理論
4 ホワイト(White, M.)の物語理論
5 ゴフマン(Goffman, E.)の役割理論

選択肢の中の人名と理論名は正しくマッチしています。

教科書の「行動変容アプローチ」のページから引用します。

行動変容(behavioral)アプローチは、行動理論アプローチや行動療法アプローチとも呼ばれ、その名が示すように、行動療法の知見をソーシャルワークに導入・援用したものである。その流れは1960年代後半よりはじまったが、それまでの、精神分析理論や自我心理学に強い影響を受けたソーシャルワークへの批判から出発した。
(中略)
基盤にしているのは、いわゆる学習理論(learning theory)であるが、リスポンデント条件づけ(古典的条件づけ)とオペラント条件づけ、社会的学習理論、さらには、思考や信念といった認知的側面を強調した認知行動療法による知見が折衷・統合的に導入されている。

(社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座8 相談援助の理論と方法II』、第2版、中央法規出版(2014)、p.159)

行動変容アプローチに影響を及ぼした理論は「学習理論」であることがわかります。正答は選択肢3です。

第28回国家試験 問題101(相談援助の理論と方法)
正答3
広告
広告
広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

広告
広告