第30回 問題113 グループワークの展開過程において用いられる主な援助技術に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 準備期には、契約の締結がなされる。
2 開始期には、援助関係の形成がなされる。
3 作業期には、波長合わせがなされる。
4 終結期には、集団規範の形成がなされる。
5 移行期には、個人的事情や思いの分かち合いがなされる。
1 準備期には、契約の締結がなされる。
2 開始期には、援助関係の形成がなされる。
3 作業期には、波長合わせがなされる。
4 終結期には、集団規範の形成がなされる。
5 移行期には、個人的事情や思いの分かち合いがなされる。
グループワークの展開過程は大きく4段階に分けられるとされ、準備期→開始期→作業期→終結・移行期と言われています。
準備期には、まだグループメンバーは顔を合わせていません。ワーカーが準備する段階です。ここで波長合わせがされます。
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開始期には、目標達成に向けてのそれぞれの取り組みについて合意し(契約)、援助関係の形成がなされます。
作業期には、グループ全体が目標達成に向けて動きます。ここで、思いの分かち合いや、集団規範の形成がなされます。
終結・移行期は、グループワークを終わりにし、次の段階に向けてメンバーそれぞれへのフォローをしていく段階です。
選択肢2が適切です。
第30回国家試験 問題113(相談援助の理論と方法)
正答2
正答2