第30回 問題103 エンパワメントアプローチに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 人・状況・両者の相互作用という三つの相互関連性からクライエントの問題を捉え、「状況の中の人間」という視点を重視する。
2 観察可能な行動として問題を捉え、行動に影響する諸条件を操作することにより行動を変容させる。
3 危機的な状況に陥ったクライエントにできるだけ早期に介入し、現実を受け入れ再出発することを支援する。
4 クライエントが、自分の置かれている抑圧状況を認識し、潜在能力に気付き、対処能力を高めることに焦点を当てる。
5 クライエントのニーズを援助機関の機能との関係で明確化し、その機能を個別化して提供することに焦点を当てる。
1 人・状況・両者の相互作用という三つの相互関連性からクライエントの問題を捉え、「状況の中の人間」という視点を重視する。
2 観察可能な行動として問題を捉え、行動に影響する諸条件を操作することにより行動を変容させる。
3 危機的な状況に陥ったクライエントにできるだけ早期に介入し、現実を受け入れ再出発することを支援する。
4 クライエントが、自分の置かれている抑圧状況を認識し、潜在能力に気付き、対処能力を高めることに焦点を当てる。
5 クライエントのニーズを援助機関の機能との関係で明確化し、その機能を個別化して提供することに焦点を当てる。
選択肢1について
「状況の中の人」といえばホリス。生活モデルの考え方です。エンパワメントアプローチではありませんので選択肢1は適切ではありません。
選択肢2について
キーワードがちりばめられているとおり、これは行動変容アプローチの説明です。選択肢2は適切ではありません。
選択肢3について
こちらもキーワードがちりばめられているとおりで、危機介入アプローチの説明です。選択肢3は適切ではありません。
選択肢4について
エンパワメントアプローチの説明です。選択肢4が適切です。
選択肢5について
機能的アプローチの説明です。選択肢5は適切ではありません。
第30回国家試験 問題103(相談援助の理論と方法)
正答4
正答4