第30回 問題114 事例を読んで、グループワークでのG社会福祉士の対応に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
［事例］
G社会福祉士は、子どもをがんで亡くした親の集まりの会を開くことにした。最初の集まりで、自己紹介を行った後、メンバーは自分自身が現在気になっていることについて話し始めた。Hさんの順番になったところ、Hさんは涙を浮かべて何か言おうとするが言葉に詰まる様子であった。
1 Hさんに退出を促し、別室で過ごすよう伝える。
2 Hさんの気持ちを受け止め、できる範囲で話をするよう伝える。
3 グループ活動を中断し、Hさんと別室で個人面談を行う。
4 Hさんの思いをメンバーが共有できるように、グループ全体に働き掛ける。
5 Hさんの言葉を待たずに、順番を飛ばして次の人に話をするよう促す。
［事例］
G社会福祉士は、子どもをがんで亡くした親の集まりの会を開くことにした。最初の集まりで、自己紹介を行った後、メンバーは自分自身が現在気になっていることについて話し始めた。Hさんの順番になったところ、Hさんは涙を浮かべて何か言おうとするが言葉に詰まる様子であった。
1 Hさんに退出を促し、別室で過ごすよう伝える。
2 Hさんの気持ちを受け止め、できる範囲で話をするよう伝える。
3 グループ活動を中断し、Hさんと別室で個人面談を行う。
4 Hさんの思いをメンバーが共有できるように、グループ全体に働き掛ける。
5 Hさんの言葉を待たずに、順番を飛ばして次の人に話をするよう促す。
適切なものを「2つ」選ぶ問題です。
グループワークですので、Hさんにとっても、他のグループメンバーにとっても、実りある取り組みになるように配慮が必要です。この場面で、Hさんに話させない選択肢1、5は適切ではありませんし、Hさんだけの個別面談をして他のグループメンバーをほったらかす選択肢3も適切ではありません。残る選択肢2、4が適切です。
第30回国家試験 問題114（相談援助の理論と方法）
正答2、4
正答2、4