1 現在の貯蓄や資産が老後の備えとして「やや足りない」と「まったく足りない」と回答した高齢者の割合の合計は、日本が最も多い。
2 近所の人と「病気の時に助け合う」と回答した高齢者の割合は、日本が最も多い。
3 「今後、収入を伴う仕事をしたい(続けたい)」と回答した高齢者の割合は、日本が最も少ない。
4 ふだん、近所の人と「お茶や食事を一緒にする」と回答した高齢者の割合は、日本が最も多い。
5 老後生活に「満足している」と「まあ満足している」と回答した高齢者の割合の合計は、日本が最も多い。
いわゆる「資料問題」です。細かい数値までは覚えていられないのでざっくり傾向を把握しておくしかありません。とはいえ、白書はいろいろあって、どれから出題されるかも決まってはいないので、受験対策としては資料問題よりも他に注力した方が得点は上がりやすいと思います。
選択肢1について
貯蓄や資産が老後の備えとして足りないと考える高齢者の割合(「やや足りない」と「まったく足りない」の計)は、日本が57.0%と最も多く、アメリカ24.9%、スウェーデン18.9%、ドイツ18.0%と続いている。
(平成28年版高齢社会白書、第1章 高齢化の状況(第3節 1)第3節 国際比較調査に見る日本の高齢者の意識(1)、http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/gaiyou/s1_3_1.html)
選択肢1は正しいです。
選択肢2について
(1)近所の人と「病気の時に助け合う」高齢者の割合は、日本が最も少ない
(平成28年版高齢社会白書、第1章 高齢化の状況(第3節 3)第3節 国際比較調査に見る日本の高齢者の意識(3)、http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/gaiyou/s1_3_3.html)
選択肢2は誤りです。
選択肢3について
収入を伴う仕事をしたい(続けたい)とする高齢者の割合は、日本が44.9%と最も多く、アメリカ39.4%、スウェーデン36.6%、ドイツ22.7%と続いている。
(平成28年版高齢社会白書、第1章 高齢化の状況(第3節 2)第3節 国際比較調査に見る日本の高齢者の意識(2)、http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/gaiyou/s1_3_2.html)
選択肢3は誤りです。
選択肢4について
平成28年版高齢社会白書の第1章 高齢化の状況(第3節 3)第3節 国際比較調査に見る日本の高齢者の意識(3)図1-3-5によれば、近所の人との付き合い方としてふだん「お茶や食事を一緒にする」と回答した高齢者の割合は、日本が24.2%で最も少ないです。選択肢4は誤りです。
選択肢5について
総合的にみて、現在の生活に満足しているか尋ねたところ、現在の老後の生活に満足している高齢者の割合(「満足している」と「まあ満足している」の計)は、スウェーデン97.1%、アメリカ95.2%、ドイツ91.9%、日本88.3%となっている(図1-3-8)。
(平成28年版高齢社会白書、第1章 高齢化の状況(第3節 4)第3節 国際比較調査に見る日本の高齢者の意識(4)、http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/gaiyou/s1_3_4.html)
選択肢5は誤りです。
正答1