第30回 問題130

第30回 問題130  事例を読んで、緩和ケアチームにおけるソーシャルワーカー(社会福祉士)の主な役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。
[事例]
Jさん(60歳)は、自宅で妻(58歳)と二人暮らしである。先日、腹部に違和感があり、病院で受診した。その結果、ステージIVの胃がん(他の器官への転移あり。)が見つかった。主治医は、病状の進行状況を勘案し、自宅での療養を勧めた。主治医と夫婦で話し合い、在宅での療養に同意した。妻は病院内のソーシャルワーカーと共に、Jさんの緩和ケアを目指した在宅療養について、話合いを始めた。ソーシャルワーカーは、主治医、看護師、訪問看護師、薬剤師、介護支援専門員と共に関係者会議を行った。
1 身体的痛みに対するコントロール
2 医療的ケアへの助言
3 療養に関わる助成制度や経済的な問題への助言
4 薬物療法への助言
5 日常の介護の相談

ソーシャルワーカー(社会福祉士)の専門性のひとつは、コーディネート機能です。自分がなんでも支援するのではなく、餅は餅屋、適切な専門家につなぐことが求められます。この事例では、医療や介護の専門家は他にいるので、医療や介護のことはソーシャルワーカー(社会福祉士)の役割ではありません。選択肢3が適切です。

第30回国家試験 問題130(高齢者に対する支援と介護保険制度)
正答3
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