国勢調査の根拠法である統計法では、国勢調査は10年ごとに行い、前回調査から5年目に当たる年には簡易な調査を行うとしています。(統計法第5条第2項)
例えば2010年は大規模調査で、2015年は簡易調査でした。
国勢調査に基づいて総務大臣が作成する国勢統計は、基幹統計のひとつです。(統計法第2条第4項)
調査の時期については、統計法ではなく国勢調査令で定められています。
第三条 国勢調査は、これを実施する年(以下「調査年」という。)の十月一日午前零時(以下「調査時」という。)現在によつて行う。
(国勢調査令第3条)
これは午前0時に回答しなさいということではなくて、10月1日の午前0時の時点でどうなる見込みか/どうだったか、を答えればOKです。
国勢調査は全数(悉皆:しっかい)調査です。ふだん日本に住んでいる全ての人および世帯を対象として、全世帯に調査票を配り、回答を集めます。今年からはインターネット回答もできるようになりました(個人情報漏えいのリスク対策は大丈夫か?という話もありますが)。
外国人も、調査の時点で引き続き3か月以上日本に住んでいる人は調査対象になります。(国勢調査令第4条)
(国家試験での出題)
30-084(選択肢2)、28-090(選択肢3)、27-018(選択肢3)、27-084、26-084、23-077