ソーシャルキャピタル(社会関係資本)

ソーシャルキャピタル(social capital)をそのまま日本語に訳すと「社会資本」となりますが、経済学や公共政策学の「社会資本」と、社会福祉士国家試験に出てくる「社会関係資本」は別物です。

社会関係資本とは、

人々の協調行動が活発化することにより社会の効率性を高めることができるという考え方のもとで、社会の信頼関係、規範、ネットワークといった社会組織の重要性を説く概念

(社会関係資本、Wikipedia日本語版、https://ja.wikipedia.org/wiki/ソーシャル・キャピタル

です。

個人ひとりひとりが合理的な選択をしても、他人に構わず行動していると、囚人のジレンマや共有地の悲劇といった結果になり、全員の利得が少なくなってしまうケースがあります。このような場合に、社会関係資本が蓄積されている社会では、人は他人と協調行動を取りやすくなり、結果的に全員の利得が増える(社会の効率性が高まる)と考えられます。

(国家試験での出題)
27-020、23-020

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