第29回 問題100

第29回 問題100 解決志向アプローチに関する次の記述として、正しいものを1つ選びなさい。
1 問題の原因の追求よりも、クライエントのリソース(能力、強さ、可能性等)を活用することを重視する。
2 ヒューマンシステムを言語システムとして捉える。
3 対話を、専門家ネットワークと個人的ネットワークの間に生まれるものと捉える。
4 個人と環境の継続的な相互作用により、無力化が起こると考える。
5 クライエントが、自分の人生を描き出す対話のパートナーとなる。

普通、次の記述「のうち」という問題文なのですが、この問題は珍しく、次の記述「として」となっています。理由はわかりません。

解決志向アプローチでは、

問題の解決を原因の除去により推進しようとする方法(問題解決アプローチ)を決してとらず、クライエントが抱いている解決のイメージを、ワーカーとの協働作業(面接過程)のなかで、つくり上げていく方法をとっていく。

(社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座8 相談援助の理論と方法II』、第2版、中央法規出版(2014)、p.176)

というわけで、原因が何か追求することよりも、クライエント自身がもつ解決のための資源(リソース)を活かすことを重視します。選択肢1が正しいです。

他の選択肢は、日本語の文章として何を言っているかよくわかりません。作問者も大変だなあと思いました。

第29回国家試験 問題100(相談援助の理論と方法)
正答1
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