第30回 問題86

第30回 問題86 全数調査と標本調査に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 標本調査の場合、測定誤差は生じない。
2 無作為抽出による標本調査の場合、母集団の性質について統計的に推測できる。
3 標本調査の場合、標本誤差は生じない。
4 全数調査の場合、測定誤差は生じない。
5 全数調査の場合、母集団から一部を取り出し、取り出した全員を対象に調査する。

選択肢1、選択肢4について
標本調査であろうと全数調査であろうと、測定誤差は生じます。選択肢1も4も誤りです。

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標本誤差と測定誤差
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選択肢2について
正しいです。

選択肢3について
標本調査であるがゆえに生じる誤差を標本誤差と言いますので、標本調査では標本誤差は生じます。選択肢3は誤りです。

選択肢5について
これは標本調査についての説明であり、「全数調査の場合」というのは間違っています。選択肢5は誤りです。

第30回国家試験 問題86(社会調査の基礎)
正答2
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