第29回 問題115 グループワークに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 波長合わせとは、メンバー間の親しい対面や接触を通して、お互いに刺激し、影響し合うことである。
2 グループの発達過程とは、グループの誕生から終結に至る、力動的関係の過程を示すものである。
3 グループの凝集性とは、メンバーがどのような思いや感情を持ってグループの場面にやってくるのかを、援助者があらかじめ理解しておくことである。
4 メンバー間の相互作用とは、メンバーがグループの構成員として認められるため、グループが持つルールのことである。
5 プログラム活動とは、メンバーと機関・施設側との間で目標達成に向けての取組について合意を形成し、双方の責任を明確にすることである。
1 波長合わせとは、メンバー間の親しい対面や接触を通して、お互いに刺激し、影響し合うことである。
2 グループの発達過程とは、グループの誕生から終結に至る、力動的関係の過程を示すものである。
3 グループの凝集性とは、メンバーがどのような思いや感情を持ってグループの場面にやってくるのかを、援助者があらかじめ理解しておくことである。
4 メンバー間の相互作用とは、メンバーがグループの構成員として認められるため、グループが持つルールのことである。
5 プログラム活動とは、メンバーと機関・施設側との間で目標達成に向けての取組について合意を形成し、双方の責任を明確にすることである。
選択肢1について
「メンバー間の相互作用」の説明だと思われ、誤りです。選択肢3(メンバーについて援助者があらかじめ理解・予想・準備しておくこと)が波長合わせの説明です。
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選択肢2について
正しいです。
選択肢3について
グループの凝集性(group cohesiveness)とは、「メンバーが、そのグループの構成員でありたいと思うような、グループの魅力、ひきつけられる何か」という感じのものです。選択肢3は誤りです。
選択肢4について
長い文にしてありますが要は「相互作用とは」「ルールのことである」と言っており、文章が日本語としておかしいです。メンバー間の相互作用とは、メンバーがお互いに刺激し合い影響し合うことです。選択肢4は誤りです。
選択肢5について
選択肢5は契約の説明になっており、誤りです。プログラム活動とはグループワークの展開過程の中の個々の活動のことをいいます。
第29回国家試験 問題115(相談援助の理論と方法)
正答2
正答2