第29回 問題116

第29回 問題116 自助グループの特性に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 専門職がリーダーとして問題や課題を専有している。
2 メンバーが受動的である。
3 メンバー間に明確な上下関係がある。
4 異なる悩みや問題、課題を持つ者の集まりである。
5 本人や家族が参加している。

※関連記事

第27回 問題113
第27回 問題113 自助グループに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 1 自助グループの特質は、同様の生活課題をもつ...

選択肢1について

自助グループでは、専門職の支援はほとんどないか、自助グループが求めたときのみ与えられる。
(社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座8 相談援助の理論と方法II』、第2版、中央法規出版(2014)、p.67)

自助グループにおいては、専門職が関わること自体がまれで、ましてや問題や課題を専有することはありません。自助グループでは、参加者(非専門職)が問題や課題を共有します。選択肢1は適切ではありません。

選択肢2について
自助グループでは、メンバーの積極的な参加が期待されます。選択肢2は適切ではありません。

選択肢3について
過去に正答とされた国家試験の選択肢に、次のようなものがあります。

自助グループは、メンバー間の対等な相互支援関係があることでメンバーの自己肯定感を高めるなどの機能がある。

(第27回社会福祉士国家試験 問題113 選択肢4)

自助グループのメンバーは、対等な関係にあり、上下関係はありません。選択肢3は適切ではありません。

選択肢4について
自助グループは、同じ悩みや問題、課題を持つ者の集まりです。選択肢4は適切ではありません。

選択肢5について
適切です。

第29回国家試験 問題116(相談援助の理論と方法)
正答5
広告
広告
広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

広告
広告