第29回 問題146 事例を読んで、障害者就業・生活支援センターのD就業支援担当職員(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
[事例]
障害者就業・生活支援センターのD就業支援担当職員は、登録者の精神障害のあるEさんの就職先である企業の人事担当者Fさんから、職場における合理的配慮の提供について相談を受けた。最近、Eさんから疲労感を覚えたときのために、職場内に専用の休憩室を設置して欲しいとの申出があったが、スペースの確保が難しいため、企業としての対応に悩んでいるという。
[事例]
障害者就業・生活支援センターのD就業支援担当職員は、登録者の精神障害のあるEさんの就職先である企業の人事担当者Fさんから、職場における合理的配慮の提供について相談を受けた。最近、Eさんから疲労感を覚えたときのために、職場内に専用の休憩室を設置して欲しいとの申出があったが、スペースの確保が難しいため、企業としての対応に悩んでいるという。
1 Eさんからの申出のとおり、休憩室を設置するように助言する。
2 Eさんからの申出は、障害の特性とは関係ないので、断るように助言する。
3 事業所にとって、過重な負担となるので断るように助言する。
4 EさんとFさんとの対立が予想されるので、弁護士に相談するように助言する。
5 Fさんに、必要に応じて自分も同席するので、Eさんと可能な対応について話し合うように助言する。
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D就業支援担当職員(社会福祉士)がやることは、Eさん(登録者)とFさん(企業)の間の連絡調整です。休憩室を設けるか断るかの極端な二択ではなく、お互いに譲りあって妥協点を見つけることを目指します。
というわけで、休憩室を設けるか断るか、極端な二択になっている選択肢1、2、3は適切ではありません。選択肢4も連絡調整を弁護士に丸投げしており、適切ではありません。
残る選択肢5が適切です。
第29回国家試験 問題146(就労支援サービス)
正答5
正答5